機密文書トイレットペーパー記事の論点はどこにあるのか

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):機密文書、溶かして固めてトイレットペーパーに 外務省 - 政治
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 もと記事なのだが。

60年の日米安保条約改定にともなう「核密約」関連文書の破棄を幹部が指示していた――。国民への説明責任をないがしろにする姿勢が朝日新聞の取材で明らかになった外務省。その廃棄文書の量は省庁の中で突出している。しかも、01年の情報公開法の施行前に急増し、その後は減るという「駆け込み」だ。情報公開を求める団体は「法の施行を前に、入念に準備して捨てた疑い」を指摘する。

 これなんだが。

  1. 60年の日米安保条約改定にともなう「核密約」関連文書の破棄を幹部が指示していた――。
  2. 国民への説明責任をないがしろにする姿勢が朝日新聞の取材で明らかになった外務省。
  3. 外務省の廃棄文書の量は省庁の中で突出している。

 これ論理的には全然とまではいえないがかなり関係ない文章がつながってない?
 1は個別の問題。2は朝日新聞による外務省の評価。3は、で? 何が問題?

 中央省庁が機密文書を処理する主な方法は、(1)書類ごとにシュレッダーにかける(2)書類を詰めた段ボールごと大型機械で破砕する(3)書類を水に溶かして固まりにする――の三つだ。

 前提になるのは、そうした機密文書を「処理」することが、違法(または内部規約の違反)なのか? という問題で、そうでなければどう処理するかは別の次元の問題だと思う。また、廃棄量が多すぎるのだというなら、基準値は?

 クリアリングハウスの三木由希子理事は「法の施行を前提に『公開を迫られるくらいなら捨ててしまえ』と入念に準備した可能性がある」と指摘する。

 私の印象では、クリアリングハウスの三木由希子理事は、メモ帳と携帯電話を間違えて怒鳴る変なオバサンとあまり変わりないのだが。
 
追記
 ⇒機密文書トイレットペーパー記事の論点はどこにあるのか - finalventの日記

t-sat 日本, 政治, 行政, 歴史 法的に存在しない物を対象にした法律って有り得るんだろうか? 2009/07/12

 「60年の日米安保条約改定にともなう「核密約」関連文書」と、大量のトイレットペーパーになったいわゆる機密文書とで、前者は「法的に存在しない物」、後者は外務省の判断で存在する物。