読売社説 平成農地改革 農業再生の第一歩となれば : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 農地制度の軸足を「所有」から「利用」に移して農業の衰退に歯止めをかける。こんな狙いを込めた改正農地法が、国会で成立した。
 農地解放以来の「農地は耕作者のもの」とする「自作農主義」を見直す大改正だ。農地の貸借を原則自由とし、企業の農業への参入規制も緩和する。

 転用の監視役は市町村の農業委員会だが、その抜本的見直しが不可欠だ。農地面積や権利関係を記した基本台帳すら、過去の記録のまま放置されている例があるという。まず地域の実態を把握し、厳しく転用を取り締まるべきだ。

 メモ。