朝日社説 asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年6月27日(土)船舶検査法―海保を軸に現実的対応を

 この件で朝日の言うことはこれはもっともな部分もあるのだが、現実的には、「与野党ともに冷静な審議を尽くすべきだ」としても、それをどう国会に持ち込むのかという点で社民党のような空論になり、そしてこの手の空論は自己弁護でしかない。この議論は特に国内の自衛隊に焦点を当てているが、他方で、では国連がもっと強い決定を出したらどうなるかという対応は想定されていない。もっと露骨にいえば、北朝鮮プルトニウムを入手する、核弾道技術を他国に流すといったことに日本国はではどう対応するのというにまるで答えていない。そうやって、でも日本は長く安寧に過ごせた。戦中の日本の神風期待もこんなものだったのではないか。