読売社説 移植法衆院通過 臓器提供の拡大へ踏み出した : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 棄権を決めた共産党以外は党議拘束をはずし、議員一人ひとりが自らの信念で記名投票した。賛成が263票で、反対167票を大きく上回った。最初にA案が可決されたため、他の3案は採決されなかった。
 A案は、脳死を「人の死」と位置付けた上で、脳死判定を受けるかどうか、脳死とされた後に臓器提供するかどうかは、本人の意思が不明なら家族に委ねる、という内容である。
 これは世界保健機関(WHO)の指針や主要各国の臓器移植法とほぼ同じものだ。

 こうした問題は突然グローバル・スタンダードなのか。
 医療と生死の問題は微妙にジャンルがずれるところがある。