朝日社説 asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年6月14日(日)国連制裁決議―日本がすべき事を冷静に

 わかっていて変なレトリックを使っているというより、執筆子、わかってないように見える。

 決議が各国に要請しているのは、核兵器関連物資など特定の禁止品目を運んでいると「信じるに足る合理的情報がある」船舶の検査である。しかも「その船が所属する国(旗国)の同意」という条件も付いている。
 情報を得て出動するが、その貨物船が検査に応じなければ後を追う。近くの港に入った段階でその国が検査する。そんなイメージだ。
 問題は、こうした目的を果たすために現行法をどう使うか、どこまでの新たな法整備が必要なのか、現実的な有効性の面から冷静に検討することだ。

 ここは今回の中国による骨抜きGJで、日本が手を出せるところではない。
 というか、「日本がすべき事」はプルトニウム技術や最新の部品を提供しないことなのだが。
 ところで。

 そもそも憲法9条の下で、どのような国連決議があっても、日本が自国の防衛以外の目的で軍事力を行使することはあってはならない。そうした大原則の下で、今回の決議を有効にするために何ができるかを考えたい。

 9条は北朝鮮も守っている。