ありがちなブックリスト

 ⇒はてなブックマーク - http://anond.hatelabo.jp/20090430150642
 元⇒http://anond.hatelabo.jp/20090430150642
 洋物ばっかりなので、実は翻訳の質がかなり問題でもあるのと。
 あと、私もこれけっこう読んでいたり、それなりに知っているのが大半なので、それほど新味はない。デイヴィドソン『真理と解釈』とかローティ『哲学と自然の鏡』はちょっとへぇと思う。それなりに取り組んでいる日本人もいるのだろうとは思う。
 個別に見ていくと、チョムスキー『文法理論の諸相』とヴィゴツキー『思考と言語』が並んでいるあたりで、まあ、リスト作った人のレベルがわかる部分はある。
 クリシュナムルティ『生と覚醒のコメンタリー』は、ちょっとあれ?と思う部分はある。この作品はたしか第二次大戦中のもので、そういう文脈がわかっているだろうか。読みにくくはないが、散漫でわかりづらいのではないか。
 まあ、こういうリストができるのは日本だけかな。
 日本といえば、イリイチシャドウ・ワーク』とか現在でももっと読まれてもとよいと思うけど。

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シャドウ・ワーク―生活のあり方を問う (岩波現代文庫): I. イリイチ, Ivan Illich, 玉野井 芳郎, 栗原 彬