晴れ

 良い天気。コリがひどくて昨晩は葛根湯を飲む。夢は、だいぶ忘れたが。東京だったか、千葉だったか、いや昔の上野駅だったか。「英国行き」という列車が出ている。どうやって英国に行くのかと思っていると、ぞろぞろと移民と思われる他国人が乗り込んでいく。インド人、アラブ人、黒人、白人もいる。そう混雑しているふうでもないが、みな荷物が多い。私はそうだ池袋に行かなくてはと思って、そうだな新宿辺りで人を乗せるんじゃないか、だとすればそこで降りればいいし、乗ってみようと、乗り込む。満席ということはないが、なんか社内は難民キャンプのよう。子供も多い。私は車両のつなぎ近くに立って外の風景を見ている。下町だか渋谷だかのさいころみたいなよごれたビルが車窓を流れていくのだが、そのなかにときおりぽつぽつと煉瓦造り、大理石作りの建物があり、どことなくコルカタのような雰囲気もある。英国行きか。これどうやって英国に行くのだろう。隣の中年の、日本人のサラリーマン取締役みたいなおっさんも車窓を見ている。途中地下に入って、地下鉄駅みたいなところでまた他国人が乗り込んでくる。このまま地下で英国につながっているということはあるのだろうか。と疑問に思っていると地上に出るのだが、さらに日本・コルカタ風の景色になっている。自然に英国になっているということかな。となりのおっさんはきょろきょろとして、船はどうかなとつぶやいている。ああ、この列車そのままタンカーかなにかに乗せられるのだろうか。ところで新宿も池袋も過ぎてしまったようだ。なんとか川口という駅があり、どうも埼玉県の川口あたりらしい。