産経社説 【主張】21年度予算成立 「デフレ」脱却をゴールに - MSN産経ニュース

 デフレ病だと自己診断すれば、初めて有効な処方箋(せん)が書ける。個人消費を中心とした需要の回復である。中途半端で小出し、ごく一部の層だけが受益する対策では意味がない。たとえば国民1人当たり100万円の還付金、あるいは大型減税といった大胆で満遍ない消費刺激策を一気呵成(かせい)に実行してはどうだろうか。
 金融がグローバル化した今日、円資金の国際的影響力は想像を絶するほど大きい。円資金は2001年から米住宅金融の呼び水となった半面、その供給を絞った2006年から米住宅市況が崩壊し始めたことはデータの上で証明されている。米国の金融危機対策と連動させ、日銀が量的緩和政策とゼロ金利政策に転換すれば、米金融市場の回復を早めよう。麻生首相白川方明日銀総裁は今こそ一体となって、不退転の決意でデフレを止めるべきだ。

 結文で笑いを取るところがナイス。
 政府紙幣はタブーなんだろうな。