日経春秋 春秋(3/8)

題名からして「田舎暮らしに殺されない法」と刺激的。北アルプスのふもとで田舎暮らし歴40年の作家、丸山健二さんの問いは手厳しい。自然環境に人間関係、健康への不安。見た目に美しい田園も農繁期は騒音が激しいなど、具体的に指摘する。「妄想が消えてから現実が始まる」と還暦を超えた作家は語る。

 現代日本の「田舎」はcountryの意味合いで使っているのだろうけど、日本の田舎というのは伝統集落の政治があるからそういうほうが問題だと思うが。まあ、実際に田舎暮らしという人たちの田舎はそういう田舎ではないということかもしれない。