このところぼうっとしている時間つい考え込んでしまう問題があって(社会問題とか人生の問題とかではなく工学的なこと)、そのせいかとても心が浅薄というかさらさらと時が過ぎていく。夢も覚えていない。が、がというのも変だが、老いることに奇妙な焦りと心理的な逃避感はある。昨日、人からはてなアノニマスダイアリーの話を聞いて、というか私が似たような話題をしたせいものあるのだろうが、「あの話」と切り出されてもそれを私は読んでいなかった。少し気になってその話を探して読んでみると、なるほどこれは私の知っている人である。驚いたというのでもないが、何か伝えたいような思いもあり、呆然というのでもないがいろいろ物思いに沈んだ。自分なんてたいした人生を歩んでいないが、それなりの修羅場のようなものもあり、それを経て思うことがあるにはある。ただ、その人にもその人の人生があるだろう。が、と、ここでまた思いに沈む。他にもなんとなく気にかけていた人たちが、この春に新しい人生のスタートを切る話も聞く。がんばってと励ましたいような気持ちと、自分はそんな立場にはないだろうと鬱く沈んで黙っている自分がいる。