トフティー・トゥニヤズさん、メモ

 ⇒刑期終えウイグル人東大院生釈放 中国 - MSN産経ニュース

 東大大学院に留学中の1998年2月、一時帰国した中国で国家分裂を扇動したとして逮捕された、新疆ウイグル自治区出身のウイグル人男性、トフティ・テュニヤズ氏(49)が10日、11年の刑期を終えて釈放されたことが関係者の話で分かった。同自治区ウルムチ市の刑務所を出所したトフティ氏は姉とともに、警察車両で親族の家に向かったという。 
 トフティ氏は北京大学卒業後、日本に留学し東大でウイグル民族史を研究していた。ウイグルの歴史に関する書物を出版しようとしたことや、一時帰国中に同自治区公文書館で歴史資料をコピーしたことなどを理由に、国家分裂扇動罪に問われ、懲役11年の判決を受けた。
 トフティ氏の逮捕をめぐっては、当初からその不当性が指摘され、無実を信じる東大の教員らが中国の要人に手紙を送るなど救出活動を展開していた。国連人権委員会も2001年5月、トフティ氏への有罪判決は国際人権規約に反するとして、中国に善処を求める勧告を行った。また、昨年5月に中国の胡錦濤国家主席が来日した際、安倍晋三元首相が「無事釈放され、日本に帰ってくることを希望する」と胡主席に直接要請していた。
 トフティ氏の妻のラビヤさん(45)ら家族は日本に在住しており、支援者たちはトフティ氏の東大大学院への復学を希望している。しかし、出獄後のトフティ氏は引き続き中国当局の監視下に置かれる可能性もあり、日本への出国が認められるかどうかは不透明だ。

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):ウイグル人東大院生、中国が釈放 妻「声を聞かせて」 - 国際

 妻のラビヤさん(45)は長男(19)、長女(11)とともにさいたま市に住む。「逮捕当時4カ月だった長女は父を覚えていない。声だけでも聞かせて欲しい」と話している。トフティーさんが早く戻れるよう日本政府にも支援を求めるという。

 ⇒東京新聞:今後も中国で監視か 釈放のウイグル男性 警察、実家に移送:国際(TOKYO Web)

東大大学院に留学中の一九九八年二月、一時帰国した中国で投獄され、十日に釈放されたウイグル人男性、トフティー・トゥニヤズ氏(49)に対し、中国当局は今後も国内での監視を続け、妻ラビヤさん(45)と二人の子どもが住む日本に戻ることを認めない方針とみられる。

 十日の釈放時も、トフティー氏は刑務所前で日本人支援者と対面できず、警察車両で新疆ウイグル自治区西部の実家へ移送された。同氏が潔白を訴えて国際社会の注目が集まることを恐れる当局は、同氏を外国人と接触させず、家族も中国に引き戻そうとしている。
 一方、ラビヤさんは近く日本国籍を取得する見通し。東大もトフティー氏の復学を求めている。同氏の釈放について積極的な発言をしてこなかった日本政府が、日本人配偶者の問題として中国側に働きかければ、情勢が変わる可能性がある。

 ⇒ウイグル族東大院生、出所後初めて妻と電話…公安が監視? : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 中国で国家分裂扇動罪などに問われ、11年間の服役の末に10日出所したウイグル族の東京大大学院生、トフティー・トゥニヤズさん(49)が出所後、さいたま市在住のラビヤさん(45)に電話で、「北京で仕事が用意されている」と伝えていたことが12日明らかになった。

 トフティーさんは「子供たちは元気か。共産党のお陰で無事、実家に着いた」などと話したという。ラビヤさんが「日本で待っているから」と言うと、北京で働く予定を口にしたが、仕事内容については、「私も分からない」と語った。東大への復学の意思を確認する前に、電話は切れたという。
 ラビヤさんは「監視者がいて、言いたいことも言えなかったのだと思う」と話している。

 ⇒Uygur student 'freed' after 11 yrs in China jail : World : DAILY YOMIURI ONLINE (The Daily Yomiuri)

Tohti Tuniyaz, 49, was detained in 1998 over the alleged copying of a list of historical documents at a public records office in the Xinjiang Uygur Autonomous Region and the contents of a book he was preparing to publish.