理趣経をふと

 昔理趣経の読誦のテープを聴いていたことがある。売っていた。が、公開していい読みで、公開していない読みは聞いたことがない。
 ⇒理趣経 - Wikipedia

真言宗では、根本経典である『大日経』と18会からなる「金剛頂経」系テキストの内、読誦の功徳を強調する『理趣経』を毎日の勤行でお唱えするのが習わしである。 普通、経典は呉音で読まれるのが一般的であるが、真言宗では『理趣経』は漢音で読誦する。例えば、経題の「大楽金剛不空真実三摩耶経」は「たいらきんこうふこうしんじさんまやけい」と読む。

 その程度の差ではないようだ。
 般若心経も真言の読みは違う。
 親鸞は明治時代以降人気があるが、廟の出来る前の時代、覚恵は声明の名手として名声を得ていた。むしろ、親鸞は京の人に知られていなかった。
 親鸞自身は覚恵は声明にも普通に父親というくらいの関心しかなかったようだ。というか、親鸞は長生きしすぎて、家族からもお化けみたいなものではなかったか。