朝日社説 大麻汚染―怖さをもっと知らせねば : asahi.com(朝日新聞社):社説

 「またか」と驚いた後で「やはり」と嘆いた人も多いに違いない。

 私にしてみると、「またか」こんなことでマスメディアはヒステリーのバカ騒ぎかよ、「やはり」マスメディアはバカだな……みたいな感じ。

 海外では、北京五輪の競泳で大活躍した米国のマイケル・フェルプス大麻を吸っているとみられる写真が英紙に載り、本人が謝罪した。

 認めたわけではないけど、こんなことで欧米世界はフェルプスを駆逐はしない。

 覚せい剤などに比べれば弱いとはいえ、精神的な依存も起きる。
 大麻などの薬物は、何かを達成したときに脳の中で満足感を生じる「報酬系」と呼ばれる部分に作用すると考えられている。いわば生きる活力を生む源泉に働いて、依存や異常を引き起こすのが違法薬物のこわさだ。
 身体への害が大きいたばこやアルコールと、単純に比較はできない。それぞれ、質の違う健康への脅威と考えるべきだ。

 脅威という点では似たようなもので、ようするに実体的な問題ではなく、ルールの問題でしょ。だから、こうしてマスメディアでヒステリー起こして厳罰にして社会ルールとするということなんだろうけど、これ角界には効くかもしれないが実際には他の分野ではザルであり続ける。つまり、これはルールの限界。

 軽い気持ちで手を出す若者たちがいる。大麻にどんな害があるのか、子どものころから、しっかりと教育することが大切だ。

 なんかもう戦前戦中の世界だなと思う。社会に責任をもつがゆえに社会ルールをもっと合理的にすることを考えるのが大人じゃないか。若麒麟が社会的に立ち直ってきちんとした社会の構成員にすること、そういう社会をどう作るかを論じるほうがよいよ。