朝日社説 かんぽの宿売却―徹底調査と公表で道開け : asahi.com(朝日新聞社):社説

 この話、朝日のポジションはどうなっているんだろうか。奇妙な肩入れとしか印象をうけないのだが。

 これほど巨額の損失を出すことになった責任はどこにあるのか。郵貯簡保の客から預かったお金を、収益性を無視して施設建設に投じた放漫な官業ビジネスと、そうした施設を選挙区へ誘致してきた政治家こそ責めを負うべきだろう。この点も含め、総務相には問題の全体像を見てほしい。

 それは小泉マンセーということなのだろうか。

 日本郵政にも注文がある。売却が問題視されてからも、入札についての情報をきちんと出さず、疑念を膨らませる結果になった。経営姿勢が内向きになって経営情報を出し渋り、官業体質へ逆戻りしているように思える。これは経営の求心力低下にもつながっている。この機会に、民間企業としての決意を新たにしてほしい。

 というかそれが矜持というものではないのか。
 この問題、ここまで経済が低迷しているなら買い手がない状態と見なしてすこし寝せておいても他の急務があろうかと思うが。