朝日社説 ビザなし交流―長年の努力を無にするな : asahi.com(朝日新聞社):社説

 朝日も産経も対露では似ているなと思うが、こんなことでくじけるなよと思う。佐藤栄作が国土回復に尽くした思いを思えば。

 ロシアのメドベージェフ大統領は最近、麻生首相と電話で話し、極東のサハリンで2月中旬に会談することを提案した。「二国間のすべての問題を話し合いたい」と日ロ関係を前進させる意欲を伝えてきたばかりだ。プーチン首相も今春にも日本を訪問する方向で準備が進んでいる。
 資源価格の急落や世界経済の混迷もあって、ロシアは対日関係により積極的になろうとしているのだろう。ロシア側が力を入れている極東・シベリアの開発には日本の資金や技術が必要だし、中国が台頭する中でアジア太平洋地域に存在感を強めたいという思惑もある。
 だが、いくら関係改善に意欲を示しても、長年の交流の積み重ねを突き崩すような行動をとっては、日本側のロシアへの不信は深まる。そのことを、ロシアの指導者たちははっきりと認識する必要がある。

 ロシアの指導者が認識してどうなる国じゃないんだよ。
 ⇒宗男日記から - 鈴木宗男ランド ブログ by宗援会

 昨年10月20日、ロシア外務省在ユジノサハリンスク外交代表のウラジーミル・ノソフ氏は、「来年度からビザなし交流にも出入国カードの提出が必要になる」と根室市での記者会見で述べている。私が同年10月と12月に質問主意書を出し、確認を求めたところ、閣議決定答弁書の内容は、二回とも「御指摘の者の御指摘の発言にあるような手続については、これまでにロシア連邦政府から外務省に対して求められておらず、外務省として御指摘の発言についてコメントする立場にはない」というものだった。
 今回の事態が起きる予兆はあった。だから私は確認を求めたのである。それにもかかわらず、外務省は何の対応もしてこなかった。これが今回の事態を招いたのである。