朝日社説 対テロ戦争―どこが間違いだったか : asahi.com(朝日新聞社):社説

 この問題自体、とても複雑だし、まだ未決な部分がある。朝日は、国連による食糧石油交換プログラム不正やクルドの問題はそもそも念頭にないし、リーガン時代に難問だったリビアをブッシュつまりライスが解決したことも念頭にはないだろう。また、そもそもテロ戦争というのはチェイニーのフカシで、イラク戦争の実際の背景はサウジとOPEC、それとNATOの問題だったとも思う。むしろ、フカシのもう一つの陰でパキスタン北朝鮮、そしてシリアの問題をやはりライスは慎重に扱っていた。
 もう一面、テロ戦争は中ロに対しては内部の民族虐殺を正当化させるフカシにもなった。その問題のほうが大きいと見ることもできるとは思う。