沖縄と神道

 あまり詳しい話もするのもなんだけど、というか、そういう私が詳しい話を知っているわけでもないけど、中山には八幡信仰がある。これは、一般的にはれいの為朝伝説とされているのだけど、実態は逆のようで、むしろ、八幡信仰の派生から為朝伝説でてきたのではないかな。いずれにせよ、この時代の琉球神道を調べると興味深いというか、この時代に神道が入っている。もちろん、だから、ヤマトと同じだということではなく、ついでだからちょろっというと、この神道浄土教とセットになっている。ついでにいうと、ヤマト側の天皇家も、伝説的には祖神になるはずの伊勢信仰を実質明治時代まではもっていなかったようだ。これは逆に江戸期における伊勢信仰の状態にも見合っている(というか、天皇家山城国小領主は泉涌寺の檀家だし)。