ブログの「速度」補遺というか

 続きというか⇒ブロガーを特徴付けるのはたぶん情報の「速度」なんじゃないかな - finalventの日記
 「速度」というときネタの食いつき速度ではないと思うのですね。
 しいていうと、ブログの速度は、ブログの「粘着度」の逆関数ではないかな。そして、この対立は、大衆性とセクト性に対応していると思う。
 粘着系のブロガーって、関心域が狭いというか、ある意味でプロなんだろうけど、それ以外では普通にパープリン(死語)なんで、そこはだから出てこない。
 速度のあるブロガーは、関心域が普通にパープリンの広がりではないかな。同じことだけど、「不確実だけどこう思うんだが」というのをさらっと出せることではないか。
 つまり、self-centeredか、そうではなくてself-opennessか、というか。
 ただ、このopennessというのは、私小説的な「私」ではないというか。
 どちらにしても、表出部分では仮構性の影響は受けるので、速度はどうしてもスタイル的になってしまい、そのスタイルが粘着的な臭みを呼ぶのではないかな。