朝日社説 ガザ空爆―まずイスラエルが自制を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 イスラエルがこの時期にこうした強硬な行動に出た理由として、国内外の政治的な背景を指摘できるだろう。
 国内的には、総選挙が来年2月に控えていることだ。世論調査などによると、現在のカディマ労働党の与党連立は、対パレスチナ強硬派のリクードに対して劣勢と伝えられる。軍事的な強硬姿勢を示して、国民の支持を盛り返そうという狙いではないか。
 外的な要因は来月の米政権の交代だ。対テロ戦争を進めたブッシュ政権から、対話や協調を掲げるオバマ政権になる。次期大統領の和平攻勢をあらかじめ牽制(けん・せい)しておこうとしているのではないかという見方が可能だ。

 まあ、そうかな。それは思ったのだが、ちょっと違う感じもしてコメントしづらい。
 「対テロ戦争を進めたブッシュ政権から、対話や協調を掲げるオバマ政権」というのは、対リビア、対シリアなどを考えると必ずしもそうでもないとは思うが。というか、オバマ政権は基本的にクリントン路線になるのだろう。対テロ戦争にブッシュが絡められたのはクリントンの遺産の部分はある(とはいえイラク戦争の根幹はサウジ問題だろうと私は思う)。
 あと、エジプトはどうなのかなとも思うが。