日経春秋 春秋

 夕暮れのひととき、家々に灯がともるころを昔の人は「逢魔(おうま)が時(とき)」と呼んで恐れた。この時分は化け物や妖怪のたぐいがうろつき、悪さをするという言い伝えだ。だから早めに帰ってきなさい、と子どもを戒める意味もあったのだろう。

 間違っているというのではない。私の語感としては、これは易に関連していると思うのだが、手元の資料ではわからなかった。ネットにも情報はなし。