晩秋。昨晩は寝付かれず。坐禅、瞑想ともにダメ。静かな音楽を聴いているうちに眠くなった。夢は覚えていない。
 いろいろ物思いをしているのがいけないのだろうと思ったが、心が思うことは思うことなのでそれを追っていく。50歳になってみじめな自分というものがあり、そしてこれはあと生きていてもただその減衰でしかないのだろう。あと10歳、20歳若かったらなと夢想した。もちろん、その反面の心で、もうあの時代は十分というのはある。そして、今の自分のありかたは十分神の恵みではないかとも思う。ただ、もし気力があれば何をするだろう。何を学ぶだろう。それは少し思った。やはり答えは出なかった。今でも無力だが20歳のころの無力の自分を思った。未来があった。今のその未来に到達した。