読売社説 金融サミット 危機克服へ役割が増した日本 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 アイスランドなど、危機に陥った中小国向けのIMF支援が相次ぎ、IMFの機能充実が緊急課題となっており、各国は日本提案を前向きに評価した。
 IMFの改革については、これまでの米欧主導を是正し、新興国の発言力を増大させるべきだとの指摘がある。危機を未然に防ぐ早期警戒機能の強化も含めて、こうした課題を早急に解決することが肝要だ。

 日本という国はIMFだとWTOだのの錦の御旗を掲げるほうが得策だし、IMFについてはどうせ動けないドルを拠出したほうが国策にかなう。
 ただ、このカネなのだが、おそらく実質はパキスタンかな。

 「強いドル」を掲げる米国に対し、サルコジ仏大統領は、ユーロを念頭に、「ドルは唯一の基軸通貨ではない」と牽制(けんせい)する。
 麻生首相は、「ドル基軸体制の維持に努力すべきだ」とする姿勢を示している。
 ドルの信認が揺らいで、急落すれば、世界経済や金融市場の波乱はさらに拡大しよう。少なくとも当面は、ドル基軸体制を支える必要があるだろう。

 ここなんだが今回の金融危機でドル安が日本から話題になったが、ドル対ユーロで実質ユーロがこけたに近い。ああ、ドルだなとむしろ思った。