日経春秋 春秋(11/4)

流れる文章の中で、特定の語句が雲のように浮かび上がる。いきなり巨大な文字に化けたり色や形が変わったり。ネットでよく見かける視覚的な表現手法だ。詳しい人は「タグ・クラウド」と呼ぶ。直訳すれば「付箋(ふせん)の雲」だろうか。

 まあ、ここでツッコミはしない。いいんじゃないの。

きょう米国は大統領選の投票日を迎える。優勢が伝えられるオバマ氏は「チェンジ」を叫び続けた。対するマケイン氏も変革を訴える。ところが長い選挙戦の間に、新しい指導者を待たずに、米国の姿はすっかり変化してしまった。どちらに決まるにせよ、演説の付箋が「金融」や「景気」に付くのは間違いない。

 英語で、この場合、「金融」や「景気」って何というのだろうか。またそれらがキーワードとしてどう上がるのだろうか。そこがどうもイメージしづらい。