朝日社説 温暖化と森林―保全で得する仕組みを : asahi.com(朝日新聞社):社説

 些細なツッコミでどうでもいいといえばいいのだが。

 日本は木材消費の8割を外材でまかなっている世界有数の輸入国だ。
 その主要な輸入相手国であるインドネシアで、日本は人工衛星の画像を使って伐採状況を監視する方法を開発した。広い熱帯林のどこで、違法伐採が進んでいるかを知る手段になる。

 多分執筆子、インドネシアの具体的なイメージがなく頭でこの社説書いているのだろうと思う。というのは、日本の材木消費からインドネシアの熱帯林伐採と思念を動かすとき、あの自然の体感があれば、まずパームツリーを思い描くはずだ。
 文章というのが難しいのは、こういうところにある。文は人なりというのは文体論として問われるが、さらに人としての経験の豊穣さというものが裏打ちされる。あるいは文を読むとはその人の経験や感性を読み出すことだ。別の言い方をすれば、優しいわかりやすい文章に価値があるというものでもない。文章は頭の良い人、文章が生まれつきうまい人がいる。しかし文章の妙味はその先にある。
 まあ背景の一端(あくまで一端だけど)⇒インドネシア パーム油増産が森を追いつめる : BS世界のドキュメンタリー
 そして、そのパーム油が日本の産業にどう関わっているかも調べてみるとよいですよ。