この手の話はしょーもないなあとも思うが

 ⇒私は「わたし」でもOK 文化審議会が了承 - MSN産経ニュース

 「私」は「わたし」とも読んでもいいです−。社会生活でよく使われる漢字の目安である「常用漢字表」(1945字)の見直し作業を進めている文化審議会の漢字小委員会は21日、常用漢字の「私」の訓読みについて、新たに「わたし」という読み方を追加することを了承した。
 現行では「私」の訓は「わたくし」しかなかった。同小委は「わたし」が一般的に使用されていることから、常用漢字への追加を検討。2つの読み方について、入れ替えるか、併記するかを議論してきたが、「わたくし」には「公」に対する「私」という意味があるとして、併記することで決着した。
 常用漢字では計34字で音訓を追加。主なものでは、「混」の訓読みとして「こむ」を追加。現行では「込む」しかないため、人が多く集まっている場所を「人込み」としか書けなかったが、「人混み」と表記できるようになる。

 また、常用漢字への追加候補の暫定案(191字)についても「拳(こぶし)」や「塞(ふさ)がる」「憚(はばか)る」「餅(ヘイ)」など、7つの漢字で音訓が追加される。
 一方、現行の常用漢字である「疲(つか)らす」は使用頻度が低いことから削除されることになった。同小委では漢字の字体なども検討した上で、来年2月ごろには新常用漢字の試案を作成する。

 「肉(ロウ)」なんてのはどうでしょうかね。
 ⇒asahi.com(朝日新聞社):「におい」、「臭い」も「匂い」もOK 常用漢字追加案 - 文化

「臭(にお)い」と「匂(にお)い」、「怪しい」と「妖(あや)しい」、「恐れる」と「畏(おそ)れる」など、複数の漢字が同じ訓をもつ異字同訓の用法が新たに認められ、常用漢字の表現力が少しだけ豊かになりそうだ。
 追加される字種には、「切る」に対して「斬(き)る」、「張る」に対して「貼(は)る」、「捕らえる」に対して「捉(とら)える」、「当てる」「充てる」に対して「宛(あ)てる」、「跡」に対して「痕(あと)」、「歌」に対して「唄(うた)」などがある。

 このほかに追加する訓読みには、日常生活などで使う機会が多い「育(はぐく)む」「応(こた)える」「関(かか)わる」がある。「私」には現在の「わたくし」という訓に「わたし」が追加される。「要」も「かなめ」と読めるようになる。

 そういえば、私が子供のころは「魚」は、「ウオ」と読み、「さかな」と読むと罰点くらったものだったが、いつOKになったのだろう。なぜ「さかな」と読んではいけないかというあの教育は何処へ。
 
 ついでに。

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漢字と日本人 (文春新書): 高島 俊男
 いろいろツッコミ所もあるのですけどね。