朝日社説 世界金融危機―新秩序への欧州の挑戦 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 この趣旨の社説どっかで読んだ気がする。NYTだったか。FTだったか。

 欧州は戦後60年余り、経済統合の成果を積み上げてきた。単一通貨ユーロは基軸通貨ドルと並ぶ国際通貨に成長しつつある。首脳会議の決定は、米国流資本主義の欠陥を正し、新しい経済のあり方を探るための、欧州の新たな挑戦なのかもしれない。
 米国中心の世界の一極構造が、この金融危機を経て、大きく変化する可能性がある。日本もそのことに十分、目をこらしていく必要がある。

 「かもしれない」「可能性がある」から「必要がある」というのはね。
 「米国流資本主義の欠陥を正し」とかいうけど、資本主義の健全性というか底力は米国のほうに見たように思うが。というか、「米国流資本主義の欠陥」って前提になっているけど、具体的に何を指すのだろうか。投資銀行? それともCDO? CDS? それらが米国流資本主義?
 バブルは潰れてみないとわからないものだし、緑幅彦左衛門もリンボに落ちたけど、案外あれだけの能力があったらうまく隠していたかもしれない……ってことはないか、さすがに。