朝日社説 ロス疑惑―真相を闇に葬りたくない : asahi.com(朝日新聞社):社説
この社説の心情はわかるし、大衆紙の社説としてはこれを書かざるをえず、またこう書く以外はないだろう。
この件については、大枠で米国側から日本の司法へ、共謀罪関連のプレッシャーという意味合いもあったかと思う。が、それより米国司法の発展もあるだろう。根幹には正義ということがぎらっと光っている。
日本人知識人は、戦後生まれでも米国コンプレックスはもっているものだ、というか、それがないのは阿呆なだけだろう。そしてどうしても反米的な心理は生まれてしまう。自分にもあるから否定できないが。それでも米国とは広大な知と正義の場という面があるし、そういうところにはぎらりぎらりと真理が光る。彼らは正義というものにきちんと命をかけるし、命を捨てることもある。それがいいかわるいかといえば、よくわからないがあまりよいことでもないだろうと私は思うが。