マクロビオティクスっていうか

 マクロバイオティクス、英語的に言うと。
 これ半年ほど厳格にやっていたことがある。30過ぎのころ。以前もちょろっと書いたけど。
 この手の理論を信奉していたわけではないけど。
 東京を離れて一人暮らしをしていて、そうかとふと思って、子供のころから思っていた菜食やってみようといううちに、なんとなくその延長で始めた。
 生き物を殺して食うというのがどうも違和感でいたものだった。
 マクロバイオティクスはそれなりに面白かった。
 きちんとやれば栄養的な問題はないかな、その理論の側ではなくて。
 やっていて、あれです、河口慧海みたいになってきて、人の体臭とか臭くて避けるようになったり云々。精神も穏やかに、そして、体重も50kg割って、即身成仏みたいになって、友人とかから「あんた死ぬよ」とか言われた。まあ、いろいろあって辞めた。
 慣れちゃうとすっと辞めるわけにもいかないので、菜食的な傾向は数年続いた。
 菜食でいいなと思ったのは、野菜だけだから、調理に血を見なくてよい。これはよいなと思った。
 また、完全自然食だから、ゴミもあまり出ない。いや実にエコ。
 そしていろいろお料理とかも覚えた。
 いいことずくめみたいな感じもするけど、たぶん、もうしない。
 ちなみに、マクロバイオティクスは、伝統的なのだと、油と塩を摂りすぎになりますよ。がんにはかかりにくいかもだけど、脳卒中にはなりやすいのではないかな。