なんかね

 私は海外で生活したことはないけど、なんとなく日本的な環境からはずれることがあって、そのせいなのか、あるいは原因と結果が逆で、日本的なものがなんとなくイヤだったからなのか、いずれにせよこの年こいちゃうとどうにも引き返せないけど、なんか日本の精神風土というのがよくわからないなというのがある。「あれ? 普通の日本人はそう考えるのですか?」みたいな。ただ、じゃあ、自分が日本人離れした発想しているかというとそうでもないくらいの自覚はあるけど。
 ネットとかの言説で、ぶくまとかで可視になっただけかもしれないけど、正論といいうのが、それ自体で成立していなくて、グループというか、うんだうんだワシら、みたいの反響というかそういう、共感目線で成りっている感じがして、なんか萎えるというか。
 私は、このエントリには共感する、このブロガーには友愛を覚える、というのはあるけど、エントリやブロガーを中心に、うんだうんだワシらみたいな共同体みたいなエコーというかはまるで関心ない。そういう反響空間的な言説を見ると、ずんと引いてしまうし、実際のところ、その反響空間は排他的な機能を持っているので、近寄らないほうがよさげ、とかわかった。つまり、議論の成否とかではないのな。最初から、うんだうんだワシらみたいな共同体志向なんだな、と。
 こういうのって、その共同体のイデオロギーがなんであれ、コミュニケーションというか実質的な対話の権力の構図としては、なんか日本では1000年くらい変化してないんじゃないかな。
 
追記
 このエントリとかじゃなくて、一般論としてだけど、ネガコメが集まるというのもうんだうんだコミュなんだろうね。さらにいうとそういうネガコメうんだうんだがお馴染みさんっぽいのがちょっと、ええ塩梅。