これはひどいんじゃないかなというか、海外から批判されるのではないか

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):政府保有の汚染米200トン、焼却処分へ - 社会

 政府は22日、国が保有している事故米約200トンを焼却処分する方針を明らかにした。民間に売却すれば、食用に転用される危険性が完全には排除できないと判断した。
 内閣府増原義剛副大臣が22日の会見で明らかにした。農林水産省は、残留農薬やカビ毒が検出された場合は相手国に返却する方針だが、国内の倉庫でカビが生えた分については今後の検討課題としていた。今後は単純な水ぬれなどを除き、すべて廃棄処分にする。

 カビの生えた米とカビ毒は違う。カビ毒の米を焼却処分というのはわからないではないが、いわゆるカビ米まで全部その対処というのは、国際的にはちょっと有り得ない対応に思える。
 メタミドホスについては、時間とともに毒性は弱くなるのでそのあたりの基準や検査を考えるとよいと思うが。
 というか、こういうのこそ、もったいないと思うが。
 食用でなくてもプラスチックの原料とかにならんのか。
 
追記
 9/19⇒【事故米不正転売】最低輸入量の輸入延期 - MSN産経ニュース

 日本は世界貿易機関WTO)の協定で年間約77万トン(玄米ベース)の輸入義務を負っているが、ミニマムアクセス米に汚染米が含まれていた。返品のための輸出国との協議はこれからで、輸入再開時期の見通しは立っていない。

 ⇒Rice Scandal Halts Japanese Deals - WSJ.com

Experts say the government might be less than stringent in handling foreign rice because it doesn't expect anyone to eat it in the first place. When Japan agreed to start buying foreign rice in 1995, the government promised its farmers to keep cheap imports off the market. So a bulk of the foreign rice Japan buys is poor-quality rice that is laxly inspected, says Masaru Morishima, a rice-policy expert at Rissho University.

 最初から食用を想定していないから、検査もろくにしていなかった、とのこと。