朝日社説 福田外交―道半ばの無念とむなしさ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 アジア重視といっても、対中改善以外に目に見える業績は乏しい。在任中に拉致問題を解決したいと意欲を見せたが、具体的に動くいとまもなかった。果敢に平壌へ乗り込んだ小泉流とは違う福田流の腹案があったとすれば、それを見せてもらいたかった。
 「平和協力国家」も構想段階で頓挫した。アフガニスタンスーダンなど国際社会が関心を寄せる平和構築に日本がどうかかわるのか、青写真すら描けていない。
 中国やインドの台頭が象徴するように、米一極と言われてきた国際社会の構造は大きく変わろうとしている。その米国には来年1月、新政権が誕生する。その中でどう日本の活路を開いていくか。福田外交が担おうとした課題は、総選挙後に誕生する政権にそのままのしかかる。

 なんか皮肉な言い方になるが、執筆子、書いている内容を理解しているだろうか。そのあたりはパキスタン情勢と米国の今後を聞いてみるとわかるのだろうけど。