朝日社説 経済政策―マニフェストを作れるか : asahi.com(朝日新聞社):社説

 しかし、自民党総裁選の5人の候補者の言葉からは、その政策がさっぱり見えてこない。
 たとえば麻生太郎幹事長だ。「日本経済は全治3年。あらゆる手段で支える」「目先は景気対策、中期は財政再建、中長期に改革による経済成長、3段階で臨む」と主張する。
 目先の対策で強調しているのは財政出動だ。「内需の拡大、研究開発投資、農業を含め構造改革などを進めていく傍ら(痛みのある)人たちに手厚い対応が必要だ」という。ではどれほど資金を投じ、どれだけの効果を見込むか。財源をどうするか。そこはなんとも漠然としている。
 他の候補も似たようなものだ。異口同音に福祉の立て直しを主張するが、「どのように」を語らなければ国民は判断のしようがない。

 これは朝日がおかしいと思う。麻生けっこう踏み込んで話している。それがいい悪いは別に。また、石原も小池も小泉路線というか。与謝野は与謝野で。
 最初から決めつけないで、各候補が語っていることをきちんとまとめたほうがいいと思う。
 というか、朝日がこの手の難癖を付けることで埋蔵金問題がうやむやになる。麻生はこれに言及したのを私は聞いた。あとは財政出動のバランスか。
 実際のところ今回は出来レースなんで麻生がどう言っているかをきちんと吟味すればいい。朝日新聞さん、お仕事してくれるといいのだけど、というか、経済関係の人はある程度わかっているはずなので、こういうタメの社説はやめたほうがいい。