朝日社説 全国学力調査―60億円はもっと有効に : asahi.com(朝日新聞社):社説

 関心ない話題だが。

 しかし、住民が知りたいというのを退けるのには無理があり、今後、公開する自治体が出てくることも予想される。そうなると、学校の序列などにばかり関心が集まってしまい、どうやって教育を改善するのかという肝心な点に目が向きにくくなる。
 このように、多額の予算と労力を費やして全員を対象にしたのに、ふさわしい果実は得られない。となれば、思い切って見直すのが筋だろう。

 住民が知りたいといってうるさいから思い切って見直してやめるという話にしか読めないのだが。

 そして何よりもいま力を注ぐべきなのは、少人数指導など、この調査でも有効性が確認された授業形態を少しでも実現させることではないのか。
 そのために欠かせないのが、教員の数と質の向上である。
 今年の調査にかかった費用はざっと60億円にのぼる。文科省は7月に決めた教育振興基本計画に小学校の外国語教育向けの教員増を盛り込もうとしたが、財政難を理由に実現しなかった。その予算が、学力調査の費用でそっくりまかなえるのである。

 60億で実現できる提言にそれほど効果があるだろうか?