朝日社説 グルジア紛争―欧州の役割に期待する : asahi.com(朝日新聞社):社説

 こうした米ロ対立の激化を放置してはならない。欧州連合(EU)は1日に緊急首脳会議を開き、事態の打開策を話し合う。仲介者としての欧州の独自の役割を期待したい。

 NATOをネグって死に体のEUに何かができるわけでもないだろうと思う。

 いま必要なのは、事態をこれ以上深刻化させないための外交努力だ。
 グルジア領内での軍駐留の継続や南オセチアの独立などは認められないという原則的な立場をまず明確に伝えなければならない。ロシアの圧力を受けるウクライナグルジアに対する支援の姿勢を示すことも必要だ。

 その外交努力にその原則が矛盾するという発想は朝日にはないのだろう。そして、「ロシアの圧力を受けるウクライナグルジアに対する支援の姿勢を示すことも必要だ」はまさに米国がやってNATOの欧州との歩調がくずれてしくじった。

 だがロシアを挑発し、孤立に追い込むのは愚策だ。制裁や追放ではなく、ロシアを対話のテーブルに引き戻すための知恵が求められる。

 まったく。