朝日社説 五輪閉幕へ―北京に刻んだ歓喜と涙 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 まだ終わったわけではないがオリンピックは完璧に見なかった。それなりに50歳にもなる自分、小学一年生のときに東京オリンピックという時代の自分なのに、ここまでオリンピックが抜けたかというのと、やはり、ジェノサイド・オリンピックというかああ、こうしてうかれている間にまた殺されているんだなという思いはよぎる。もちろん、それは個人的な思いであってオリンピックの運営やそれに「歓喜と涙」する人をそれによって責めるという意味では全然ない。
 私はダルフール危機を自分の正義にしてはいけないと思っているし、そういうふうに配慮しているつもりだが、誤解もされるかもしれないし、避けがたい誤解はあるだろうができるだけ反目・反感の誤解を広めないように留意しなくてはいけないかなとは思う。