日経社説 カラジッチ裁判の意味問う

 欧米にはバルカン地域がまた火を噴くことへの恐れが根強く残っている。いま主な火種はコソボにある。それだけに、セルビアがEUに歩み寄ったことは重要だ。コソボ問題で、セルビアが国際社会の意向を無視して一方的な動きに出る可能性がより小さくなったからである。

 経済構造からしセルビアがEUに接近するしかない(ロシアがつっぱしるという道もゼロではないけど)から、まずは一匹献上みたいな図になっている。まだ二匹残っているから話題は続く。ただ、そうした話題が問題の本質でもない。