読者評にすごいことが書いてある

 まあ、すごい、というか、うまく言えないが。ネガコメっていう低次元な話ではないのはたしか。
 ⇒「 赤塚不二夫のことを書いたのだ!!: 武居 俊樹: 本」

最低な本です, 2005/10/20
By バカボンファン - レビューをすべて見る
この本は、赤塚不二夫のことが知りたくて購入したが、読み終えたあとは不快感しか残らなかった。結局自分のことが書いてあるだげた。赤塚不二夫は紛れもない天才だが、天才がペンをとらなくなった後もこうして、それをネタにして、搾り取る類の人間だ。読んだあとは、すぐ捨てました。

 ⇒「 赤塚不二夫のことを書いたのだ!! (文春文庫 た 66-1): 武居 俊樹: 本」

マンガ家の骨までしゃぶる編集者!, 2007/9/29
By 純丘 曜彰 - レビューをすべて見る
 ある意味、ほめ言葉だよ。だけど、当時、『少年フライデー』も『レッツラゴン』も、ひどくつまんなかったぜ。あんたのせいだ。いまさら読み返す価値はないと思う。
 『バカボン』は、赤塚の読者へのサービス精神に溢れていて、毎回、お! という、キレがあった。なのに、その後、担当編集者にだけ媚びるようになって、視野から読者が無くなった。ラーメンにつかってる写真を見たときは、赤塚先生、なんで、、、って、さみしかった。
 この本を読むと、『バカボン』のマガジンサンデー移籍事件のころに何があったのか、どうして赤塚ほどの大物が業界で潰されてアル中になったのか、が、わかる。
 ジャンプの全盛時代に、手塚はチャンピオンに乗ってはい上がってきたけど、赤塚はセンスの古いマガジンやサンデーに義理立てして、編集者に振り回され、急激に読者との関係を絶たれてしまった。石森や藤子、つのだ、古谷だって、その後に生き残ったのに。編集者って、マンガ家と読者をつなぐのが仕事じゃないのか?
 この本に書いてあることは、編集者の自画自賛。だから、それを突っ放して読んでこそ、もはやもの言わぬ赤塚側の言い分が聞こえてくる気がする。

 ぞっとするほどの問題があるんだけどね。
 
追記
 ⇒これでいいのか