慣れというか

 結果的に長く生きているので(なんてこっただけどさらにその執着も強化)、人から「あなたには失望させられた」みたいなお言葉をいただくのも慣れている。この慣れているのが、ではスル〜♪っていう感じかというと、微妙に後味が悪い。単純な話としては、他人が私に幻想を持とうが私にどうせいと問題のようだが、自分の悪い面というは必ずある。ので、少しずつ反省もするし点検もする、が、それで、結果どんどん自分が実際にはろくでもない人間になっていく感じがする。永遠中二の私が、おい、おまえひどすぎね、とか今の私にゲロ吐いていそうな感じはする。
 ろくでもないというのは、人に身構えるようになる。そして身構えの隙を狙われて、ぐさっとくるわけで、身構えがきつくなる。こうして身構えがきつくなるにつれ、自分はくだらなくなる。言ってもむだむだむだむだというか、言葉の届きかたを少しかえる。でも循環。
 とういうか、このあたりも慣れすぎて、悪循環はわかっているので、身構えを解くようにしている。強さというのは柳のようにしなるというのがある。硬いのはぽきんと折れてしまう。そしてそのしなりというのは、弱さでもある。なんだか、自己啓発系みたいだな。
 ⇒若い日に胸に刻んだある言葉 その1 - finalventの日記