はてな村のネット

はてな村でブロガーをやっている者です。
はてな村なんで、村民はWebデザイナーはWeb系のプログラマが中心なんですが、2割ぐらいは文系というか、非モテとか左翼っぽい方もいらっしゃります。
日々の話題はオタクの基本的なことか、JavaScriptライブラリーとかCSSの使い方で
「今更こんなこと話題にする必要あるんだろうか?」
と思うような内容。さすがにそれだけでは申し訳ないような気がするので、
これからの時代に必要とされそうなネットの昔話的なことも書いています。(メインフレームのビジネスって土木と同じだよね、とか)
で、そういうブロガーをやっていて気づいたのだけれど、割と多くの人は未だに
「新聞って何?」
という認識である、ということ。いや、それ以前に
「世間って何?」
という認識の村民が割といるという現実。ニートとかとかに限らず、30代でも多い。
世間話とか反語とか使えない。メールの常套句なんかなんて全然できない。
「基本なので、しっかり覚えてください」
「新聞社説はいいとして新聞サイトの一般ニュースくらい見てください。それだけでほとんどの世間話はついていけるようになります」
とお願いしても、ぶくまがつくと頑張るがそれっきり。次の日には綺麗さっぱり[あとで読む]も忘れてまたぶくまを増やす。
海外報道サイトとかを教えて、
「海外ネットが無料で読める今の時代は恵まれてますよ!」
とか言っても全然興味を示さない。そもそも、英語なんて学校やビジネスで使ってるだけで普段の生活では見たくもないらしい。
だから使わないし、いつまで経っても覚えられない。まぁ、それでも全然普段の生活には困ってないんだろうけど。
半数以上の人は面白いネタを教えてあげると喜んで飛びついてネガコメ書いてくれる。Twitterとか教えたらしみじみ孤独を知ると思う。
現にココロ社のギャグで心が和むとかコメに書いたりするし、
村民とDISり合って非常に楽しんでいる。
でも、一部のはてな会員は何をどう頑張っても無理な気がする。
何か、世間に対する興味がはてな村とは無関係な空間にあるよう。
鳥ハムの作り方(といっても普通に湯煎するぐらいなのだが)を教えても、
なんとなく話題になるからぶくまするるのであって、実際に鶏肉買って作るなんて考えられないらしい。
そもそも、社会とか世間なんて言ってみれば、オヤジとか官僚とか団塊世代がやっているようなもので、
年寄りが下手こいているのを非難すれそれでよくて、非難すれば自分たちが何かしたという認識なのだろう。
昔から個人的な意見としてネットの世界はもっと閉鎖だ、と思っていたが、
こういう現実を目の当たりにして、それは全くの間違いだと気付いた。
はてな村を通して見える世界っていうのは、本当に偏った世界なんだ、と。
犬と猫の意見を集める時に、犬の意見だけを集めているような、
そもそも根本的に偏った世界なんじゃないだろうか、と。
 
inspired by 一般人のパソコン