朝日社説 イランの核―危機をこれ以上あおるな : asahi.com(朝日新聞社):社説
この問題を社説に取り上げただけましかな。随分遅いのだけど。っていうか、イランのミサイルでこれ以上ネグれなくなったか。もうちょっとちょっと踏み込んで書いてもいいと思うが。
イランは疑惑をもたれている濃縮作業を停止し、国際原子力機関(IAEA)の査察に全面的に協力すべきだ。
安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国が、イランに濃縮停止と引き換えに産業用の核関連技術を提供するという打開案を示している。真剣な交渉を一日も早く本格化させ、事態の沈静化に役立てるべきだ。
それはそうなんだけど、EUを中心とした包囲網に日本はどうよなんだけどね。
もとはといえば、イスラエルが半ば公然と核武装したことが、この地域の国々の核への野心を刺激した面がある。空爆といった強硬策に傾斜する一方では、いつまでたっても平和への展望は開けまい。
イスラエルに強い影響力を持つ米国のブッシュ大統領は「米国はイランに対する軍事攻撃を支持しない」と明確に伝えるべきだ。
その三味線は古すぎなんだけど。っていうか、国際的に見たら、イスラエルと日本は潜在的な核ということで同じなんだよ。いずれにせよ、「もとはといえば」を今持ち出しても目下のところ意味ないし、またまたブッシュ叩きしても、むしろ、力になるのはイラン側についてのEUとロシア、それと中国なんだけど。
反米的に安易な構図に逃げ込まないほうがいいと思う。米国が目下大統領選挙で混乱しているし、ブッシュはもう終わっているんだし。
参考⇒極東ブログ: 原油高騰にまつわるきな臭い話