毎日社説 社説:視点 北海道 開発局廃止論は「変身」の好機だ=論説委員・人羅格 - 毎日jp(毎日新聞)

 私自身北海道の出身だけに、残念な現状だ。さまざま要因はあろうが、国と公共事業に依存しがちな産業構造の影響は否定できまい。国は98〜07年度の計画で総額9・4兆円の公共事業を北海道に投入した。だが、事業は途中で圧縮され地元経済は冷え込み、景気対策に付き合った自治体に借金の山が残った。国頼みが傷口を広げたのだ。

 社説にここまで「私」が出てくるのは斬新といえば斬新。

 むろん、国が押し付ける筋合いの議論ではない。道庁では財源不安などから統合に慎重論が強いという。ならば権限・財源移譲を条件に統合プランを示し政府と渡り合ってはどうか。

 それが可能なのかわからない。