オリンピック的?

 2004年12月21日 読売新聞: 西成署前で抗議中の労組委員長ら逮捕 作業員に傷害容疑/大阪

 西成署は二十日、「釜ヶ崎地域合同労働組合」委員長稲垣浩(60)、住所不定、無職久松勇治(37)の両容疑者を傷害容疑で逮捕した。
 調べでは、稲垣容疑者は二日午後八時ごろ、同署前で抗議活動中、同署の正門鉄扉に登った男性を注意した建設作業員(50)を見つけ、「警察の回し者か。よってたかって追い出せ」と拡声機であおり、久松容疑者ら五、六人に作業員を殴るけるなどさせ、十日間のけがを負わせた疑い。調べに対し、稲垣容疑者は黙秘しているという。
 西成区のあいりん地区では二日から五日にかけ、「西成署の警察官が労働者に暴行を加えた」として、稲垣容疑者の呼びかけで労働者ら数百人が署を取り囲み抗議活動。拡声機で「署長出てこい」「労働者に謝れ」と叫んだり、署に空き瓶や火がついた段ボールが投げ込まれたりし、騒然となった。同署は「暴行は事実無根」としている。

 2008年6月15日 読売新聞: 大阪・西成騒動で街宣 労組委員長を道交法違反容疑で逮捕/大阪

 大阪府警西成署前での労働者らによる騒動で、府警警備部と同署は18日、無許可で街宣車を路上に止めて街頭演説し、労働者らを結集させたなどとして、釜ヶ崎地域合同労働組合委員長の稲垣浩容疑者(64)(大阪市東淀川区淡路)を道路交通法違反(無許可道路使用)容疑で逮捕した。稲垣容疑者は黙秘しているという。
 発表によると、稲垣容疑者は14日午後5時25分ごろから約2時間半、同署前の市道で許可を取らずに街宣車を停車してマイクで叫び、労働者らを集めて人や車の通行を妨害した疑い。
 労働者の一人が「署員に暴力を振るわれた」と抗議したことを発端に騒動は13日から5夜連続で起きたが、同署は「暴力の事実はない」としている。