毎日社説 社説:ガス田合意 「協力の海」へさらなる努力を - 毎日jp(毎日新聞)

 双方にそうした思惑があるにせよ、06年秋の安倍晋三首相(当時)の訪中から始まり昨年春の温家宝首相訪日、昨年暮れの福田首相訪中、そして今年5月の胡主席訪日と続いたトップ交流の積み重ねがもたらした効果も大きいに違いない。

 安倍元首相に言及しただ毎日のほうが朝日よりフェアかな。しかし、この問題のグリップは中国側なので大した話ではない。

 東シナ海天然ガスは、エネルギー戦略上のメリットは比較的少ないといわれる。日中がこの問題で対立したのは、エネルギー問題というより主権問題の要素が大きいからにほかならない。

 そのとおり。

 棚上げされた境界画定問題は主権や海洋権益にかかわるだけに容易に結論は出ないだろう。だが、東シナ海を真に「平和と協力の海」にするには、この問題にも粘り強く取り組む必要があると指摘しておきたい。

 だったら南沙諸島シーレーンにもご注意。
 2007.11.9 19:56⇒南沙、滑走路完成まで秒読み - MSN産経ニュース

 【台北=長谷川周人】台湾が実効支配する南シナ海のスプラトリー(中国語名・南沙)諸島最大の島、「太平島」(約48万平方メートル)で建設中の軍用空港の完成まで秒読み段階に入った。空軍部隊の常駐も視野に入れた空港建設は、領有権を主張する中国などへの軍事プレゼンスとなり、今後、南沙をめぐる中台の緊張が高まる可能性がでてきた。年内にも陳水扁総統が現地を視察する、との情報もある。