毎日社説 社説:景気後退期入り 「だからてこ入れ」は間違い - 毎日jp(毎日新聞)

 なんか毎日新聞社説の楽しみ方はようやくわかってきた気がする。

 いま最重要の課題は、原油や食糧の価格高騰からくるインフレの抑制である。景気が悪化する下でのインフレは最悪のシナリオだからだ。国際的に物価が新体系に移行しつつあり、困難な問題だが、国内物価への転嫁を段階的に進めることや、金融政策などで、経済への影響を緩和する努力を払う必要がある。

 だそうで。

 一方で、景気拡大などの対策には慎重であるべきだ。とりわけ、日本は景気が後退期に入ったからといって、景気てこ入れをするような状況にはない。
 景気が下降局面に入ったからといってマイナス成長に陥るわけではないからだ。最近の国内総生産(GDP)の動きから、当面、実質1〜2%の成長は維持していく可能性が大きい。

 これはまあ現実的にはそうなりそうなシナリオ。