朝日社説 超原油高―サミットで知恵しぼれ : asahi.com:朝日新聞社説

 なんかの試算でみたけど100円を割っても大丈夫そうだ。それでいいのかとも思うけど、ようするに米日中を連結決算にすればいいんじゃないか(いや放言)。

 だが、最近の原油高には別の要因もある。あふれんばかりの余剰マネーが流れ込んでいる点だ。世界の金融市場からみれば、原油穀物の市場規模は相対的に小さいため、急激な価格上昇を引き起こしている。金融、原油、食糧、住宅――。まったく別々だった市場が、金融技術の発達とグローバル化により強く結びついた。

 まあ、そうだな。朝日新聞クルーグマンインタビューより朝日新聞社説のほうがまともな感じ。

こうした構図を正すには、主要国が長らく続けている金融緩和策を早期に正常化し、世界的なカネ余りを収束させるしかない。いまは金融市場の動揺を抑えることを優先して世界的に金融を緩和させているが、同時に、カネ余りにも取り組まなければいけない。

 執筆子、経済がわかってないわけでもないのだろうけど、主要国と日本は別なのな。そこが一番のキモなのに。日本はまだ余裕がありそうなんで、そのあたりでホットマネーがぐんと流れ込むとさらに最悪なことになりかねないというプロットで考えると、日本は日陰でちょぼちょぼしているほうが長期的には無難かもしれない。その間、国民の教育レベルを上げないと。
 世界的なカネ余りというのはそれはそれとしてどう解決できるかといえば、ようするにシニョリージを持つ国家の運営によるのだろう。そこが微妙だろうな。
 ちょっと放言めくけど、こんなにオイルマネーを膨らましていけなかったと思うし、実は環境問題の本質はここにありそうだ。こういう見方はちょっと陰謀論に近いには近いけど。

 難問だが、洞爺湖サミットで知恵をしぼりたい。

 でも、朝日新聞さんもアイデアないでしょ?