読売社説 遺棄兵器処理 不透明な利権構造に迫れ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器の処理事業に絡み、東京地検特捜部は、大手コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)の元社長ら4人を特別背任容疑で逮捕した。

 中国・吉林省のハルバ嶺には、旧日本軍の遺棄化学兵器が、30万〜40万発埋まっているとされる。日本政府は、1999年に中国と交わした覚書に基づき、事業費をすべて負担して処理事業を進めている。06年度までに471億円が投じられた。
 今後、行われる発掘、回収と無毒化処理には、さらに、数千億円がかかるとされる。

 この事件も背景を知らない。しかし、こういう問題でも利権はあるのだろうな。一見正義に見えるような議論の背景にはけっこう利権がある。
 私が比較的よく知っている分野で、一見正義に見える背景にそれはないだろ的な利権の構図を見たことがあった。見方によっては利権でもないのかもしれないが。