日経春秋 春秋(4/20)

罵声(ばせい)が幅を利かせ、教師や医師、接客業で働く人々が燃え尽きる社会も疲れるが、正当な理由から声を上げた人が白い目で見られる世の中も息が詰まる。異なる意見や立場を理解する想像力を皆が持ちたい。「寛容さのない環境から未来は生まれない」と安藤さんも祝辞で語っている。

 言葉の上ではそうだが我々の直面する現実は難しいなと思う。