朝日社説 食糧高騰―市場の暴走が飢餓を生む : asahi.com:朝日新聞社説

 だが、今回の事態を招いた要因として何より注目されるのは、投機資金が食糧市場に流れ込んでいることだ。米国の金融不安を機に金融・株式市場から引き揚げられた資金が穀物などに向かう。価格が上がり、それがまた投機資金を呼び込むという悪循環である。

 基本的にはカネ余りの投機資金が一次産品に流れたというのと投機性が出てきたということかな。別の言い方をすると食料の絶対的な不足が発生しているかというのはまた別なので、以下はかなり悪い趣味といえるだろう。

 地球上を妖怪が歩き回っている。食糧不足という妖怪だ――マルクス・エンゲルスの「共産党宣言」流で言えば、こうなるだろう。

 というか、共産党宣言を持ち出すあたりかなり痛いと思うのだけど。

たとえば、紛争が続くスーダン。難民キャンプにいる200万人への食糧支援がおぼつかない。このままではさらに新たな難民が出る恐れもある。

 これは率直にいうとかなりひどい話で、食糧不足が原因じゃなくて、スーダン政府の空爆や妨害で食料が届かないというのはこの数年続いていた。どさくに紛れてむちゃくちゃなことを朝日新聞はいうものだな。