はてなインテリジェントDBインタフェース案

 書かないと機会を逸してしまうかもなので、さらっとメモ書きしますよ。
 まず、最初のインタフェースモデルは、ます裏ページから始まります。裏ページというのは、はてぶのついているページですよ。ちょっと話題になるようなことをブログのエントリに書くとか、面白いニュースがあれば、はてなユーザはぶくまするわけですが、このぶくまによって、ぶくま裏ページができる。

 で、この裏ページに集まったはてな村が、チョーキモ、なんだけど、その抑制についてはまた別途(つうかはてな市民に情報鋭敏値を付けてそれでフィルターすればいい。ネガコメ書いては捨てIDするやつとかダイアリー書いてもないっていうか非市民はリストから表示上はアボーンすればネガコメは消える。それで消えないネガコメは根性ありですよ)として、この裏ページから、どこにも行けない。いやあちこちリンクがあるからどっかページを開くことができる。たとえば、かならずキーワードとタグがありそれぞれリンクになっているからそこから関連情報が開けるかのように見える。
 でも、その先の情報が今のはてなだと現実的には何にもないのですよ。
 これは話が逆というか、このタグとキーワードによって、話題となるWebページのメタデータができているわけですよ。
 だから、このメタデーターを検索に有効利用するようなインタフェースを作れば便利なんです。わかりますか?
 たとえば。
 はてなブックマーク - 津田大介:「青少年ネット規制法」成立はほぼ確実 その背景と問題点 (1/3) - ITmedia News
 があるとする。
 ここで「津田大介」に関心を持つ人ならここから情報が辿れるけど、「津田大介」ではない意見がどうやって探れるかですよ。あるいは、タグの「ネット規制」とキーワードの「高市早苗」でどのような情報を、過去のはてなからマイニングできるか? 
 この単純なモデルでいうなら、繰り返すと裏ページのタグとキーワードでそのWebページのメタデータができているのだから、それを検索に使えるようにするということ。
 もうちょっと具体的には。
 それらの3つ程度の要素を選ぶと、Wikipedia風な情報ポータルのように過去のはてな情報が整理されると便利です。
 で、このとき。
 できたらオントロジーを使いたい。たとえば、「読みたい本」「本」「book」「booklist」みたいなタグをばらかしてないで辞書的に整理して検索の関連にすればいい。
 検索の評価付けは、はてぶ数やはてな市民情報鋭敏値みたいなもので序列化するといい。
 こうした裏ページのインタフェースができたら、そのままオモテのインタフェースにも使える。いかにもGoogleライクなキーワード検索みたいに。
 それと、このキーワード検索のAPIはてなダイアリーのエントリごとに「お勧め情報」として表示するようにするといい。現状では、お隣ダイアリーしかないし、昔のままにダイアリーなんだよ。情報はエントリベースに分けたほうがいいです。
 あと、3つ。
 1 「あとで読む」タグや「これはひどい」タグのように、ある種の話題性タグがある。これは意味論的に処理するのではなく、それ自体が情報価値を持つような処理をするとよいでしょう。
 2 いまのはてぶの面白さは、電車のなかの釣り広告的なビビッドなものだけど、現状、CSSPHP小僧、分裂君・ダンコーガイファンといった、普通の人なら見ないでしょそれみたいのが上位に上がって他の話題を押し下げるからキモイんですよ(両アルファブロガーさんごめんね)。これを抑制するような仕組みがあると、見やすい。っっていうか、はてぶフェミニンみたいなもの作ってもいいと思う。
 3 ちょっと自分でも考えていてよくまとまらないのだけど、「どんな何がしたい」インタフェースがあるといい。「ゴールデンウィークに大阪に行きたい」「チーズ入りのオムレツが作りたい」「PHPのよい入門書が知りたい」みたいに、限定された対象へのアクションから情報が見えるようなインタフェースがあると便利。これは、基本的に過去のキーワードやタグのもつ、行為対象性みたいな部分をオントロジカルに取り出すといい。「大阪」の属性ではなく、「大阪」にどうするみたいな。「オムレツ」の属性じゃなくて、「オムレツ」をどうするとか。プロパティじゃなくて、メソッドを整備するようなインタフェース。
 
追記
 Twitterユーザーをどうはてな村に戻すかについては書いてない。っていうか、そこはちょっと切り口がちがうっていうか、コミュニケーション的な部分。ざっくり言うと、Twitter対抗のサービスじゃなくて、Twitterに寄生するサービスがいいと思うけど、インテリジェントなTumblrみたいな。つまり、キーワードとかでTumblrするような。