はてな村で書いていてそこが難しいんだよね

 ⇒うさんくさい - jkondoの日記

例えばはてなブックマーク人気エントリーを読んでいる人はほとんどいない(昨日の彼は「そういえば最近はてブというのを見ることがあるけど何なの?」という感じだった)。だから、なんだかよく分からないネットでちょっと話題の揉め事とか、意味も分からず怒っている人の存在すら知らないという人ばかりだ。

 はてなブックマークは意味論的に、いやもっと簡単にいうと、カテゴリー的に分けて、多様な関心のインタフェースを作らないともう使えないレベルになっている。
 それと、やっかみにとられるかもしれないけど、一部のブロガー/ニュースサイトのファンぶくまみたいのが実際にはもうノイズになっているので、そこを実質抑止というか別カテゴリー化する仕組みがないとね。もちろん、そこが話題の焦点になることが多いので抑止だけでいいわけはないけど。
 ついでにいうと、ネガコメ論がはてな村的に盛んで、いろいろ議論が盛り上がっているけど、普通に見たらあれは異常な世界ですよ。特に、ネガコメが楽しくてブログよりネガコメつけまわっている一群の人を抑止するシステムは必要。っていうか、これもうはてな村的な内部の議論でどうにもならない。(この件ついては以前書いたけど、ぶ米をダイアリーに実質統合させることで、被コメントのエントリーとコメントを同じレベルにしないと)。
 ついでのついでいうと、「はてな村なんてどこにあるの?」「だれがネガコメ5?」とか、そういうレトリカルな疑問もあまりにはてな村。最初にいうとネガコメ5なんてギャグなんだから村の話題だよ。で、はてな村はどこに?だけど、そんなのはてなブックマークに決まっているじゃん。っていうのは、他にどのSBMサービスがあの不気味な雰囲気だせるんだっつうの。だいたい話題のぶくま見れば、IDで認識できるじゃねーの。つまり、村民だよ。はてな村なんだよ。

一日中ネットに張り付いているような人たちが、新しいネタやサービスを追いかけ続けているその後ろに、置いてきぼりにされた大集団、みたいなものがあって、実はそちらがマジョリティなのだ、という現在の構図がようやく最近実感としてつかめてきた気がする。

 遅すぎ。
 それと、置いてきぼりされているわけじゃないのな。
 置いてきぼりとか見ていると幽霊に会うばかり。
 ネットのマジョリティが潜在的になにを求めているか、それにこれまで積み上げてきたはてなアイデンティティがどうサービスとして答えられるか、そしてそれに答えることで、はてなのアイデンティはどうなるかということ。
 ほいで、自分でも矛盾しているけど、はてなアイデンティティというの半分は「はてな村」ですよ。はてな村の知性をどう、オープンな知性に変換するかというのが求められているとかいうとちょっと抽象的だけど、最低でもインテリジェントなDB化はほしい。
 でと。
 はてな村で書いていてそこが難しいんだよね、というのは、実際、なんたらかんたら言っても私なんかもはてな村にいるわけですよ。だけど、その内部に向けて書いてちゃダメだし、なんつうか、すでにコアなはてな村民は実質Twitterのほうに逃げているじゃないですか。
 ま、ちょっと粗く書いたけどね。
 「はてな村なんてどこにあるの?」「だれがネガコメ5?」とかのぶ米、禁止な。
 
追記
 こう考えちゃうのがいかにも村長⇒はてなブックマークのコメントで傷ついた人を助けたいと思うのなら - ARTIFACT@ハテナ系